子どもの仮性包茎に治療は必要?

子どもの真性及び仮性包茎治療は時期尚早

子どものペニスは、基本的に真性包茎あるいは仮性包茎です。将来のことを考えて、小さいうちに真性あるいは仮性包茎の治療を受けさせた方が良いのではないかと考える親もいるかもしれません。実際、欧米などでは一部に赤ちゃんのとき包茎手術をしてしまう習慣があります。

これは聖書の中でユダヤ人が行っていた割礼の儀式が影響を与えていると言われていますが、それと共にやはり清潔のために行っているようです。赤ちゃんのときであれば、恥ずかしいとか、怖いという思いにとらわれることなく手術が行えるメリットもあります。

ただ、子どものときのペニスはまだ未発達です。これから成長していく中で、真性包茎や包茎包茎が改善されていくことが考えられます。そのことを考えると、子どものうちに包茎治療を行うのは時期尚早と言えるでしょう。特に、物心がつくような年齢になった場合は、恐怖がトラウマになってしまうかもしれないので、注意が必要でしょう。

子どもの仮性包茎はいつも綺麗に洗うのがポイント

子どもの仮性包茎で注意しなければならないので、ばい菌が入って炎症を起こさないようにすることです。まだ自分で綺麗に洗うことができないので、親がきちんと洗ってあげることが大切です。仮性包茎は手で皮を剥くことができますので、しっかり皮を剥いて亀頭のカリの周りもしっかり洗うことが大切です。

くすぐったいので嫌がるかもしれませんが、その場合は自分で綺麗に洗うことを教えてあげると良いでしょう。もし無意識にペニスを掻いているような場合は、炎症を起こしている可能性があります。軽度の場合は、石鹸で綺麗に洗ったり、専用の軟膏を塗ることで改善できます。なお、まだ真性包茎の状態のときは、皮を無理に剥くことはできません。

真性包茎やカントン包茎に比べると、仮性包茎はいつも綺麗にさえしていれば治療しなくても特に問題はありません。ただ、毎日綺麗に洗っていないと、すぐに炎症を起こしてしまうので注意が必要です。

まとめ

子どものペニスは基本的に真性包茎あるいは仮性包茎です。欧米では赤ちゃんのうちに包茎治療を行ってしまうこともあるようです。ただ、子どものペニスはまだ未発達であり、これから成長と共にペニスも立派になっていきますので、早急に治療しなければならないわけではありません。

その代わりに、小さい時からペニスの綺麗に洗う習慣をつけさせることが大切です。きちんと皮を剥いて、亀頭の周りを洗うように教えてあげると良いでしょう。